今回も松茸祭り!松茸の香りと優しいダシのハーモニーがたまらない松茸茶碗蒸しです。
崩れるか崩れないかのぎりぎりの柔らかさの茶碗蒸しに香り豊かな松茸・・・たまの贅沢にはこれでしょう。
松茸の茶碗蒸しに限らずどの松茸料理もそうなんですが、国産のものが一番美味しいです^^
外国産のものはなんというか、松茸の香り成分マツタケオールや桂皮酸メチルっていうんですけど、日本のものとは異なった香りなんですよね・・・
なんでかなーと思って色々調べてみたら驚愕の事実が!!
韓国や中国産のものは日本と同じ種類のもの。
しかし香りの強い北米や北欧、トルコ産のものは実は松茸ではない!!!
・・・・スーパーで売ってる中韓以外の松茸は、じゃあ松茸じゃなくマタンゴ??(笑)
ま、まぁこの事実を踏まえた上で『これは松茸じゃないんだ』と思って食べるのなら問題はないですね汗
まわるおすし屋さんのアナゴと一緒ですね。
あれも実はアナゴではなくマルアナゴって言ってウミヘビ科目の魚です(笑)
今回のポイント
①玉子液は2度漉しすること
②茶碗蒸しは高温で蒸しすぎないこと
③蒸し器がきちんと沸騰している状態の中に器を入れること。
以上になります。
まず①玉子液は2度漉しすることですが、茶碗蒸しは口当たりの滑らかさが全てなので2度漉しすることで更に食感がUPします。
次に②茶碗蒸しは高温で蒸しすぎないことですが、茶碗蒸しに限らず高温で蒸すとスが入って固く、食感も悪くなるので注意が必要です。
最後に③蒸し器がきちんと沸騰している中に器を入れることですが、沸騰している中に入れないと茶碗蒸しの中に余計な水分が入り旨みを損ないます、最悪茶碗蒸しが固まらないことがあります。
しかしきちんと湯気が出ているところに入れることで表面が加熱され旨みが逃げるのを防いでくれます。
以上を踏まえて作ると良いと思います^^
この茶碗蒸しも松茸を生で入れるやり方、一度焼いたものを入れるやり方があります。どちらを作るかは好みによりますので両方試してみて自分の好きな方を見つけて下さい^^
材料
(出来上がり約500ml 約3人前分)
松茸 ・・・・1本
玉子 ・・・・2個
水出し昆布ダシ ・・・・400ml
鰹ぶし ・・・・10g
うすくち醤油 ・・・・大さじ1
みりん ・・・・大さじ1
酒 ・・・・大さじ1
塩 ・・・・1つまみ
作り方
①:松茸を下ごしらえする。下処理した松茸を3等分にし、それを手で適当な大きさに裂きます。
この時大きめに裂いたほうが松茸の食感をより一層楽しめます^^
②:鍋に水出し昆布ダシを入れ、沸騰直前まで沸かし火を止めかつお節を入れ、鰹節が鍋底に沈んだら漉します。この時鰹節をギュッギュッ押さずに漉すこと。
かつおの余計な雑味が出て折角の美味しいダシが臭くなっちゃいます。
かつおダシをとったら冷ましておきます。
③:玉子をボールに割り入れ、良く溶きほぐす。醤油、みりん、酒。塩を入れ、冷ましたかつおだしを360ml入れる。
入れたらよくかき混ぜ2度漉しします。漉さないと殻が入ったり、カラザが入ったりして食感を損ねるためです。
器に入れたら先ほどの松茸を入れる。
④:蒸し器の準備をする。蒸し器のふたにフキンを巻きます。こうすることでフタからポタポタ水滴が落ちるのを防ぎます。
もし、中華セイロを使う場合はフキンを巻かなくてもOKです^^
蒸し器にお湯を張り火にかけ沸騰させておく。
沸騰させておくのは蒸し器の鉄則です
⑤:沸騰している蒸し器に③の茶碗蒸しを入れ、少しだけフタをずらして蒸気が逃げるようにしておく。
こうすることで蒸し器の内部温度が90℃付近に保たれるので、スが入ることがなくなります。
90℃の蒸気で20分ほどほど蒸し上げます。
出来上がりの目安は表面に鰹ダシの透明な汁が少しにじみ出ていたら火が入ってます。
これで美味しい松茸の茶碗蒸しの出来上がりです^^
蒸し器が無いときは
もし蒸し器が無いんだけどって場合はフライパンに器を入れ、器に水が入らない程度お湯を張ります。
そして上からアルミホイルをかぶせてから火にかけてやる方法があります。
あと家庭用のスチームコンベクションがあればスチームコンベクションでも作れます。
器にラップをして90℃のスチームで20分入れたら出来上がりです。
もし一人前100cc程度の少ない量で作るならスチームコンベクションの100度のスチームで8分入れる方法もあります。
これだと本当にとろけそうな位フルッフルにあがるのでオススメです^^
是非、美味しそうな松茸を買ったら試してみてくださいね。