知り合いの保木田（仮）さんからルバーブをいただきました。
広島の吉和と言う所で栽培されているようで、広島市内のＪＡで購入したそうです。
これは１年ぶりにコンフィチュールを作るしかねぇと思い立ち、さっそく作ってみました。
コンフィチュールと洒落た言い方をしてますが、いわゆるジャムってやつですね。
じゃあ、早速行ってみよう！
目次
日本ではあまり馴染みの無いルバーブ
ルバーブってあまり馴染みの無い植物ですがヨーロッパでは広く食用として親しまれています。
見た目からは想像できない、青臭さなどは一切ない爽やかな味。
ベリー系を彷彿とさせる甘酸っぱい初恋の味ってやつです。甘酸っぱい味わいを生かして鴨やフォアグラに合わせたり、コンポートにしてデザートにも合わせたり。
私も今の時期になると柔らかく酸味のある若いルバーブを市場で購入して、鴨肉のローストにあわせたり、手作りのバニラアイスに合わせたりと重宝したもんです。
しかもね、このルバーブって料理法を知らないからか敬遠する人が多くて売れ残ってることが多く、びっくりするぐらい安く手に入ったりするんですよ。
見た目がどう見ても毒々しいフキみたいだからでしょうか(笑)
日本でこのルバーブに近いものはイタドリが近いですね。イタドリもこのルバーブと同じタデ科の植物なので味もそっくり。
そのまま食べると口の端がギューッとなるほどに酸っぱいのもそっくりです。
食物繊維もタップリで女性に嬉しい
ルバーブはそのフキに良く似た見た目からも分かるように食物繊維も豊富に含まれているので、脂肪の吸収を穏やかにしたり、整腸作用にも期待大！ルバーブは下剤の漢方薬として古くから利用されているので便秘気味の人にも効果があります。
ルバーブを食べることで肌もツヤッツヤになりますよ。
注意しないといけない！妊婦や子供は食べちゃダメ
ルバーブはパセリやアロエ、各種ハーブにあるような子宮収縮成分が含まれているので、妊婦の方は食べることが出来ません。子育てが落ち着いた頃の楽しみとして取っておくのがベストでしょう。
また下剤作用もあることから子供にも食べさせない方が良いです。また葉っぱの部分には毒性があるので、フキの葉の佃煮みたいにして食べたら絶対にダメです。
材料（出来上がり約８００ｍｌ）
- ルバーブ ・・・６００ｇ
- 砂糖 ・・・３００ｇ
- レモン汁 ・・・１／２個
作り方
１．ルバーブを良く水洗いする。根っこの部分に土がついているので良く洗い落とす事。ルバーブを長さ１ｃｍに切る。
今回いただいたものがコチラ。
計量してみると約６００ｇです。
端っこからザクザクと切り進んでいきます。煮ることで形もなくなるのでアバウトに切ればＯＫ。
２．ボールに１で切ったルバーブと砂糖を入れ、良くかき混ぜ３０分ほど置いておくとルバーブから水分が出てきます。砂糖の効果でルバーブの水分を出してやることで短時間でジャムにすることが出来ます。
ザクザク切ったルバーブと砂糖を良く絡めてやります。少し力を入れて混ぜることにより表面が傷ついてルバーブの水分が出やすくなる効果があります。
少し置いておくだけでもこのようにジットリ水分が出てきます。
３．２を鍋に移し変えたら中火にかけ、焦げないようにかき混ぜる。見た目は固そうですが、すぐにとろける位柔らかくなるので安心してください。
ソテー直後のルバーブ。色が段々と鮮やかになります。
炒めて５分程度で水分とアクが出てきます。アクはスプーンで丁寧に取り除きましょう。
段々とルバーブの角が取れて溶けて来ました。
ソテーし始めて８分程度でこのとろけ具合。固そうな見た目からは想像できませんね。
全体的に溶けて鮮やかな赤紫色になってきています。
８分煮たものがこんな感じ。水分もある程度飛んで濃度が出てきています。ペクチンも入っていないのにこの濃度。食物繊維の豊富さも関係しているのでしょう。
４．１０～１５分煮たら段々と水分が飛んでとろみが出てくるので、お好みの濃度になったらレモン汁を入れて火を止めたら出来上がり。
１０分も過ぎたころにはかなり溶けている状態。濃度もしっかりとついています。
鮮やかな赤色が特徴のルバーブのコンフィチュールの出来上がり。
後は煮沸した瓶に入れて出来上がり。しっかりと煮沸処理をすることで１ヶ月は保存できます。
今日のくくり
コンフィチュールの作り方は非常に簡単ですがビックリする位旨い。朝食のトーストやアイスにつけて食べるのがお手軽で美味しいですよ。
前に記事にしたフレンチトーストに合わせてみましたが、もう旨い旨い旨い。見た目からは想像出来ない甘酸っぱい爽やかな味わいです。
ベリー系の甘酸っぱい味わいを生かして、チョコレートにもピッタリと合いますね。ガトーショコラに合わせてみるのも良さそうです。
参考→ガトーショコラレシピ 濃厚でしっとりの幸せスイーツ
参考→ココナッツのフレンチトーストがメガトン級に旨い！決め手はバーナーで焼くことにあり。
道の駅のような場所やＪＡが主催している市場などで見かけたら作ってみて下さいね。
ルバーブと同じタデ科のイタドリを使ってイタドリジャムに挑戦してみるのも面白いかもしれませんよ。
それでは今日もディ・モールト良い料理を。
