どーもケータです。
楽しく料理してますか?
今回はクリスマスデザート。シュトーレン風のパウンドケーキです^^
シュトーレンと同じように長持ちするケーキで日が経つにつれ美味しさがUPするので是非クリスマス前に作り置きしておきましょう^^
シュトーレンとはドイツでクリスマス時期に作られるパンで、中にナッツやラム酒漬けにされたドライフルーツなどを練り込んだかなりズッシリドッシリとした菓子パンです。
水分量が少なく日持ちするのでクリスマス前にこのパンを作り、少しずつ食べながらクリスマスを待ちわびているそうですよ^^
唾液量の多い外国人の方にはこのシュトーレンはマッチしているかとは思いますが、日本人は唾液量が少ないので水分量の少ないパンよりも水分量の多いパウンドケーキのほうが合っていると思うのでシュトーレン風のパウンドケーキです(笑)
パウンドケーキは小麦粉:バター:砂糖:卵が同量というのが基本。
コレをフランス語でカトル・カールと言います。
小難しい分量なんか覚えなくても作れちゃうのがパウンドケーキの良いところ^^
そんなパウンドケーキのポイントは、
①ポマード状のバターは泡だて器でよくかき混ぜ空気をいっぱいに含ませること
②卵をしっかり常温に戻しておき、バターと卵を分離させないように混ぜること
③レーズンはお湯で洗い酒に浸けること
以上になります。
まず①ポマード状のバターは泡だて器でよくかき混ぜ空気をいっぱいに含ませることですが、パウンドケーキはバターをかき混ぜたときにバターの中に抱き抱え込まれる空気の力と卵が持っている水分が水蒸気になって体積が爆発的に増えることによって膨らみます。
ここでよくバターに空気を含ませておかないとパウンド生地がブワッとフワッと膨らみません。
バターを混ぜるときは白っぽくなるまで泡だて器でクリーム状にします。
バターが白くなる=空気が沢山抱きかかえられた証拠っていう訳です^^
そして②卵をしっかり常温に戻しておき、バターと卵を分離させないように混ぜることですが、卵が常温に戻っていないと折角①で最高のポマードバターが出来ているのに、その中にキンキンに冷たい卵を加えてしまったら油脂と卵が分離してしまい台無しになります。
最後に③レーズンはお湯で戻してからラム酒につけることですが、レーズンはオイルでコーティングされている場合が多いので、先にお湯で洗っておかないとレーズンの中に酒が入っていきません。
お湯で洗ってオイルを完全に取り除いてからつける必要性があります。
以上を踏まえて作ると最高のシュトーレン風パウンドケーキが出来ますよ^^
15X8X5cmのパウンド型2台分
今回は日持ちさせるために薄力粉を20g増やしています。
無塩バター ・・・・160g
薄力粉 ・・・・180g
卵 ・・・・3個
グラニュー糖 ・・・・160g
ベーキングパウダー ・・・・小さじ1/3
ラム酒かブランデー ・・・・10cc
レーズン ・・・・50g
好みのドライフルーツ・・・・50g
お好きなナッツ ・・・・50g
①:好みのドライフルーツは5mmのサイコロ状に切る。レーズンは湯で洗い表面のオイルコーティングを取り除いたあと良く水気をふき取り、サイコロ状に切ったフルーツと共に酒に1週間~1ヶ月漬け込む。
薄力粉はベーキングパウダーと合わせふるっておく。
②:ボールに常温に戻した無塩バターを入れ、白っぽくクリーム状になるまですり合わせる。はじめのバターの色を良く覚えといてくださいね^^かなり色が変わります。
③:②のボールに砂糖を加え、更に白っぽくなるまですり合わせる。翌日筋肉痛になるのを覚悟して頑張って空気を抱きかかえさせてやってください(笑)
ここでちゃんとかき混ぜてあると色が限りなく白に近づきます。
④:③のボールに溶き卵を少しずつ混ぜる。ここで一気に入れてしまうと分離してしまうので少しずつ加えること。
⑤:大さじ2の薄力粉をよく水気を切ったドライフルーツとナッツにあわせる。この作業はドライフルーツが生地の底に沈んでしまわないようにするためです^^
⑥:③のボールの中に残りの薄力粉を入れ、生地につやが出るまで混ぜ、⑤のドライフルーツとナッツ、酒(ドライフルーツを浸けていた酒で大丈夫です)
⑦:クッキングシートを敷いた型に7分目まで⑥の生地を流し、余分な空気を抜き、中央をへこませて160~170℃に余熱したオーブンで40~45分焼く。
⑧:焼きあがったら15cmの高さから型のまま台に叩きつけ型から外して冷ます。
⑨:ラムシロップを作る。砂糖1:水1を鍋に入れ沸かして冷まし、そこに同量の酒を入れる。
⑩:⑨で冷ましておいたケーキにラムシロップをたっぷり塗る。
これで完成です。涼しいところに置いておけば2週間は持ちます。お酒が効いているので大人向けのデザートですね。
日を置いたほうが味が慣れて美味しいのでクリスマスを待ちわびながら少しずつ食べて味の変化を楽しんでくださいね。
工程は多いですが、生地を混ぜて流して焼くだけなので是非クリスマスの前に作って見て下さい^^