飲食店ってオープンさせるためには必要なものがホントに多いんですよ。
ほんとどうやって購入したら良いか分からないものも沢山あって、私を困らせたのが樽に入った生ビールを提供するためのビールサーバーでした。
レストランにある備品って高価なものが多くて、例に漏れずビールサーバーもうん十万とかするんだろうなあ、、、こりゃやべぇなあ、、開業するまでいくらかかるんやろう、、とか考えてたんですよ。
もうね、その悩みなんか杞憂に終わりましたね。
あれってスバリ。
無償で借りるもんなんですよ。
へ?タダなんすか!?と思った事でしょう。つっこんで言うと、基本的にタダです。ということはお金が発生する場合がある、という事ですね。
じゃあどんな場合がタダでどんな場合がお金が発生するか。と言うと。
ビールサーバーが無償で借りれるパターン
そこらの飲み屋やらラーメン屋で生ビールを頼むと、おっさんやらおばはんがそそくさと、ビール会社のラベルがデカデカと貼ってある銀色の縦長の箱からニョッキリ出てる蛇口のレバーをカコッと倒したり押したりしてジョッキにビールを注いでくれますよね。
管理が甘いから酸っぱかったり臭かったりする事も良くありますよねえ、、、(笑)
あの卓上のビールサーバーだと基本的に無償貸与です。
ありがたい事に無償でメンテナンスもしてくれます。毎日掃除洗浄するための備品も補充してくれるまさに至れり尽くせり。
残念!ビールサーバーが有料になるパターン
ビアホールやパブなんかでカウンターテーブルからにょきにょきとビールを注ぐコックが4つも5つも並んでるのを見たことありませんか?
あれはドラフトタワーとかスタンドコックとか言うんですけど、ビール会社が別会社(有名所だと◯シザキさんとかね。)にわざわざ別注しないといけないんで、有料になったりします。
まあ、ここらへんは担当者とその上司に判断が委ねられとるんで、交渉次第で無償になったりします。
うちの店はというと、ドラフトタワーが2つついてますがタダでつけてもらいました(えっへん)。
タダか金かかるかは分かった。じゃあ誰に頼んだら良いんよ?
これは近くの酒屋に直接出向いてから高らかに宣言しちゃいましょ。
『今度お店開業しようと思うてて、ビールサーバーを設置したいんだ!』
ドンッ!
そうやって言えば、その地区の担当さんを紹介してくれます。何故なら、
酒屋も注文が入るようになって儲かるから(笑)
地区ごとに担当者が決まってるので、他の酒屋さんで同じように紹介してくれって言うても紹介してくれる担当者さんは一緒の方です(笑)
で、間髪入れず、言われるのが、
サーバーはアサヒかキリンどっちにするの?
これは100パー言われます。なぜなら、キリンとアサヒは樽の形状が違うから。
と言うか、キリンの樽が特殊だから。
一度キリンのビールサーバーを入れて、やっぱりアサヒに替えようと思っても樽の形状が異質なもんで合わないんですよ。
逆にアサヒのビールサーバーだとアサヒじゃなくてサントリーのプレミアム・モルツにしたい!と思ったら、樽の形状がおんなじなので次の日からプレミアム・モルツを売ることができます。
キリンのビールサーバーだと、一番搾りか秋味かみたいなキリンのラインナップでの変更になるので、私的にはアサヒのビールサーバーを入れるのがオススメかな。
そしてキリンのビールは中瓶でラガーやら一番搾りやら置いておくとキリン好きのお客さんもカバー出来ます。実際にうちのお店はキリンは瓶で樽がアサヒスーパードライです。
紹介してもらったら、後日担当者がお店に来てカタログを見せてくれますんで店の規模にあったやつ、卓上のかドラフトタワーのやつか自分が思い描いてるタイプのビールサーバーをお願いしましょう。
ちなみにドラフトタワーのは、2種類タイプがあって、ひとつはカウンターに穴あけてとりつけるタイプ、そしてもうひとつはクランプ式でとりつけるタイプとあります。
俺は一度ここ!て決めた場所からは1㎜も動かさないぜ!と言う硬派なあなたは、穴を開けて設置して下さい。後々微調整したいなとちょろっとでも思ったクランプ式のものが良いです。
まとめ
開業には多くの資金が必要になります。ビールサーバーひとつ設置するにしても、理想に近い状態のもので、なおかつ無償で出来るものを担当者さんと交渉してお店に設置して下さいね。
開業に一番重要なのは、
お金を使うのではなく、頭を使うこと。
これに尽きます。お店を持つ事がゴールじゃないですからね!お店を経営して儲けて幸せになることがゴールですからね!資金はなるべく多く手元に残しておきたいじゃないですか(*´∀`)