どーも、ケータです。ディ・モールト楽しく料理してますか?
今日はジャガイモだけで作れる、表面は香ばしくカリッカリ、中はホクホクトロリ。
そんな絶品ガレットの作り方をご紹介します。
目次
ガレットてなんぞ?
これはフランス語で『薄く焼いたもの』って意味なので、クレープだって立派なガレットの一種。ジャガイモのガレットはジャガイモを薄焼きにした料理ってことです。
ジャガイモといえばパルマンティエ
フランスでジャガイモといえばパルマンティエ。これは人の名前なんですが、18世紀フランス、食料難の時代にジャガイモを栄養食として提案して当時の食事の中に取り入れた、アントワンヌ・パルマンティエに由来してます。
フランス料理を食べに行ってメニューにパルマンティエとあったらそれはジャガイモを使った料理なんで頭の片隅にでも覚えておいたらひょんな時ウンチクを語れるチャンスです(笑)
ガレットのコツ
私が好きな料理のひとつ。それがこのガレット。外はカリッと香ばしく、中身はホクホクトロッとジャガイモのカリカリと中の優しい口当たりが口の中を撫でていきます。
このガレットを失敗しないためにも次のコツを押さえておくとグッッと成功に近づきます。
ジャガイモは切ったら洗わない
このガレットのキモとなる部分です。このガレットはジャガイモが持っているでんぷん質を接着剤としてお好み焼きのような丸い形にまとめるのでジャガイモを切った後に水洗いをしてしまってはジャガイモの豊富なでんぷん質を洗い流してしまうことになります。こうなってはまとまるもんのまとまりません。アイタタター。
・・・昔私も千切りにしたジャガイモを流水で洗ってしまってガレットがバラバラに飛散して飛散な状況になってしまったことがあります。
はい、私も同じような失敗をしてるんですねー(笑)
多めの油脂で揚げ焼きにする
このガレットは千切りにしたジャガイモがミルフィーユみたいな層のように重なってて結構油脂分を吸うんです。少ない油脂分でジャガイモをソテーしてると焼き色が上手くつかず、先に焦げてしまいます。
必要以上に触らない
サラッサラだったでんぷん質が加熱されることにより糊のように粘性を持って来るので、粘性が出る前に必要以上につついてしまうと折角まとまりかけていたジャガイモの千切りがバラバラになってしまいます。ジャガイモがお好み焼きのようにひとまとまりになってから触るようにしましょう。
材料(約20cm1枚分)
作り方
1.ジャガイモの皮をむき、スライサーで厚さ1~2mm程度に薄くスライスする。
手までスライスしないように気をつけながらスライス。軍手をはめてやると安全です。
2.スライスしたものを今度は千切りにする。
端から2mm間隔でトントンとカット。
こうやって重ねてしまうのはNGです。青線で囲ってる部分が上手く切れないです。
全部千切りに出来たらこれをボールに入れて、塩、胡椒を入れよく混ぜる。この時でんぷんが空気に当たって変色してしまうこともありますが、焼いてしまえば全然問題ありません。落ち着いて作業をしていきましょう。
テフロンのフライパンに大さじ2杯の油を入れフライパン全体に広げ、先ほどのジャガイモを入れる。フライパンにジャガイモを薄く広げたら、そのまま3分焼く。3分焼いたらフライパンの周りから小さく切ったバターを入れる。時折綺麗な焼き色が付いているか確認しながら焼く。
3.綺麗な焼き色が付いたらひっくり返す。ここが大変なんですが、頑張ってください汗
ひっくり返したら、そこに残りのオリーブオイルを入れて更に5分焼く。
皿に載せて完成。ひっくり返すハードルがかなり高いですけど何度も作るうちに上手くなっていきますので安心してください。
このジャガイモのガレットはメイン料理の付け合せにもぴったり。あとは酒のアテにもよく合いますよ。
もちろんこんな風にすればメインだって張れます。
少し厚めに作ったガレット。これは美味しいですよ。
今日のくくり
ジャガイモと油脂だけで作れるシンプルな料理ですがびっくりするくらい旨いし、応用も利きます。ミートソースにサラダとパンを合わせるともう立派な料理になります。
参考→ミートソース 激ウマレシピ プロが教える家でも真似したくなる絶品ボロネーゼ
それではディ・モールト美味しい料理を!