ワサビパスタ。今までこんなパスタを店で見かけたことがあるだろうか。そう、このパスタはお茶漬けライクに飲んだ後のシメにぴったりのパスタなのだ。
このワサビパスタを考案したのはレストラン『ギャマン』グループオーナーの木下威征(たけまさ)シェフ。飲んだ後の常連客に『サラッと食べられるシメの一品が食べたい』と言われて作ったのが最初。
さらっと食べられるパスタという事で細い1.4mmのフェデリーニを使ったスープが多めのいわゆるスープパスタ。これはどんなに満腹でも不思議と喉を通って行きます。ワサビを使うということで凄い辛いんじゃないのと思うかも知れませんが、バターの油脂分が程よく辛味を包み込んでマイルドな辛さに仕上がります。バターだけでは薄っぺらな味になってしまうので昆布茶をプラスして味に奥行きを与えています。
冷蔵庫に眠るチューブワサビを使うのがポイント
チューブのワサビといえば数回使っただけでお蔵入りしてしまう困った面も持ち合わせていますが、このパスタが出現したことでチューブワサビ界に一筋の光が差したといっても過言ではありません。
チューブを使う訳は温めたときに辛味が飛んでしまうから。わざわざ高いワサビを使わなくても安いチューブのもので十二分に美味しいものが出来上がってしまいます。
材料(2人分)
- パスタ(1.4mm) ・・・140g
- チューブワサビ ・・・大さじ1弱(約14g)
- 昆布茶 ・・・小さじ1/2
- 無塩バター(常温に戻したもの) ・・・24g
- 白ゴマ ・・・適量
- 大葉(千切り) ・・・2枚
- パスタの茹で汁 ・・・80ml
- 塩 ・・・小さじ1/2
作り方
1.鍋に湯を沸かし、1Lに対して大さじ1の塩を加えてパスタを茹でる。標準時間よりも2分程早く茹で上げる。
2。大きめのボールにチューブワサビ、バター、昆布茶、塩を入れパスタが茹であがる1分前になったらパスタ鍋の上でボウルを軽くまわしながら温める。バターがゆっくりと溶け始める程度がベスト。
3.2のボールにしっかりと水気を切ったパスタと茹で汁80mlを入れ、良くかき混ぜて乳化させる。ここでしっかりとかき混ぜてワサビを液体に溶かしてあげること。
4.ボールで和えたパスタをお皿に盛り、ボールに残った汁気もしっかりとパスタにかける。白ゴマと大葉を天盛りして完成。
今日のくくり
思った以上に簡単に締めのパスタが出来上がります。シメのラーメンとお茶漬けに飽きたという人は是非家飲みの際に作ってみてはいかがでしょうか。
この一品で友達彼女へのあなたの印象がガラリと変わる筈ですよ!是非試して見て下さいね。
それでは今日もディ・モールト楽しい料理を。