ニンニク1片。中華料理なんかではこの1片という字の連発に思わず頭を悩ませて手が止まってしまうこともあるのでは無いでしょうか。
この片の謎と一緒に今回は香りや風味付け、料理に季節を感じさせてくれる名脇役の香味野菜についての正しい知識を覚えて言ってくれたらなと思います。
謎多き片という単位
これは、良く煮物や中華、エスニックなんかで目にする単位ですよね。
1片=親指の第一関節の大きさです。
みんな個人差はあるとはおもいますが(笑)、自分の親指の大きさを目安にショウガやニンニクの量を決めると間違いないです。
赤唐辛子の扱い方
通称タカノツメ。このタカノツメを謳った謎の組織が居たりするので有名ではありますが、これは唐辛子の品種名にタカノツメと合ったことから赤唐辛子=タカノツメと呼ぶようになりました。
旬の秋以外はほとんどが乾燥のものがスーパーなどでも簡単に購入出来てしまいますね。使うときには半分に折り、中のタネを取り出して使います。
最近は輪切りも売っているのでこれも必要ない知識かもしれませんが、タカノツメを小さな輪切りにする時は、タネを取り出して水につけてふやけたものを包丁やはさみで輪切りにするといいです。
タカノツメを触った後は必ず良く手を洗うこと
これはもう必須です。唐辛子の成分が付着している手で目などの粘膜を触った日にはもうえらい事になってしまうので、必ず良く手を洗いましょう。
手は気づかなくても粘膜さんは全てお見通しです。
ショウガの扱い方
ショウガに限らず野菜は皮と身の間の部分に香りや旨み成分がギュッと詰まっているので皮はなるべく薄く、みみっちくむきましょう(笑)
私がいつもやっているのはスプーンを使って皮をむく方法です。これだと簡単に細かい部分もむけるしなにより薄くむくことが出来ます。
ほかにもギュッと固く握ったアルミホイルでむく人もいますが、アルミホイルが勿体無いのでスプーンを使うのがベストです。
煮物やショウガ汁などは香り成分が強く欲しいので、皮ごと使います。
そしておろして使う場合には皮をむいてからおろします。
煮物には皮ごと、おろすには皮をむく
煮物や煮魚、ショウガ汁の場合には皮ごと使ったほうが断然香りが違います。
かつおのたたきや青魚を食べるときに使うおろししょうがは皮が入っていると見た目に宜しくないので皮をむいてから使うのがベストです^^
それと中華のように火を入れて使う場合には繊維に対して直角に切ると、より香りが出ます。
煮物の上に乗せる針ショウガにする場合には繊維に対して平行に切ることであのピンッとして張りのある針ショウガが出来ますよ。
柚子の扱い方
柚子などのかんきつ類は皮の下にある白いワタの部分が苦いので、吸い物に入れる場合には表面の皮の部分を薄く削いで使うと味の邪魔をしません。
和え物や酢の物などに入れる場合も、白いワタの部分が入らないように薄く削いでから小さく刻んで使うととても香りよい小鉢になります。
そして使い終わった柚子は果汁だけ絞って柚子湯にしてもいいですし、お風呂に入れるのもいいですよ^^
まとめ
片という単位とその他の香味野菜たちの下ごしらえが分かれば和食だって中華だって、そしてパスタだって!料理のレパートリーがグググッと広がります。
これで料理本には書かれていない謎も一つ解明できたのではないでしょうか?
みなさん楽しく料理してくださいね^^