嫁さんがおめでたかもしれないので、今回は妊婦さんにも大いに関係のあるカフェインにスポットを当ててみました。
最近良く目にするカフェインレスコーヒーなどはどうやって製造されてるんでしょ?
そのカフェイン除去率も気になるところ。
目次
カフェインってそもそも何??
コーヒーや紅茶を代表とする飲み物にはカフェインというものが含まれています。
このカフェインは人間にとって有害物質でもあります。
成人で一日に10-12gとれば致死量に達するものなので、赤ちゃんにとっては数mgでも深刻な状態になるのは容易に想像付くでしょう。
今回買ったのはネス〇フェのカフェインレスのものとFAUCH〇N(フォ〇ョン)のノンカフェイン紅茶。それぞれのパッケージには以下のようなことが書かれていました。
ネス〇フェのノンカフェインコーヒー
ネ〇カフェの方はパッケージを良く見てみると、『山の天然水で、カフェインを97%カットしました』と裏の成分表の上に書かれています。
水でカフェイン除去?水出しコーヒーみたいなものかな?
早速嫁と飲んでみた所、普通のコーヒーに比べて味と香り、余韻が薄く感じるよう思います。
FA〇SHONのカフェインレス紅茶
ノンカフェイン紅茶のほうはというと、嫁は美味しいよーーと言ってましたが、やはり同じく後味の薄い印象。
コチラのパッケージにはデカフェ粉末紅茶使用と書いてあります。
どうもその水から抽出することでコーヒーや紅茶の味に影響が出ているのではないか?
水出しでカフェインを除去?デカフェ?
パッケージでさもみんな知ってるでしょ?みたいな感じでサラッと書かれているこのワード達を含め詳しく調べてみる必要性があるようです。
一消費者としてこれは疑ってかからないといけないですしね。
デカフェとはこういう意味だった
メーカーさんによってはディカフェと記載されている場合もありますが、これは
材料からカフェインを取り除くという意味だそうなので〇ォションの『デカフェ粉末紅茶使用』ていうのは、『カフェインを取り除いた茶葉使用』て意味ですね。
もうデカフェとか小難しい言葉なんぞ使わずにそのまま書けよ!お前は難しい横文字使いたがる株主か!とか思うのは私だけでしょうか(笑)
カフェインを取り除く方法は3つある
カフェインを取り除く方法としては主に3種類あります。
・薬を使う
・水を使う
・二酸化炭素を使う
薬を使って取り除く
いかにも危なさそうな匂いがプンプンしますね汗
カフェインが溶けるジクロロメタンなるものを使ってカフェインを取り除きます。この方式で取り除かれるカフェインは99%。したがって微量のカフェインは含まれています。
メリットは安く上がる。これにつきます。
しかしデメリットとしてはカフェイン以外の成分も同時に失ってしまうため美味しくなくなるということ。
これは消費者にとってはデメリットしか無いと同時に不安要素でしかありません。しかもジクロロメタンは発がん性が確認されている薬品です。
カフェインよりも怖い物質じゃないか!
こんな方式を採用しているところはまず無いと思いますが・・・汗
水を使って取り除く
これはネスカ〇ェさんが採用している方法。更に詳しく言うと、薬と水を使っての2段階方式。この方法で取り除かれるカフェインは97%。①よりも若干除去率は下がってしまうようです。
まず、水に豆を浸して水に溶け出す成分を抽出。この液体に薬を使って溶け出したカフェインを取り除き、そして次にその使った薬を取り除く。
この方法を用いると直接薬品を豆に使うわけではないので豆に影響は無いのと、2段階で取り除くのでカフェイン以外の成分が壊れにくく味も良い。
そしてカフェイン除去に使った薬は再利用できると言った消費者にも製造者にもメリットがあります。
大手メーカーさんは通常こちらの水でカフェインをカットする方法を選択するのではないでしょうか。
二酸化炭素を使ってカフェインを取り除く
方法ですが、一定の圧力と温度を加えた二酸化炭素を使ってカフェインを取り除きます。
この方法なら使っているのは薬品ではなく二酸化炭素なので常温に戻せば揮発するのでこれが一番安全そうに思います。しかもこの製法でのカフェインの除去率は100%!!
これは素晴らしい。100%ということはカフェインアレルギーのある人でも安全に飲めるといった事も考えることが出来ますね。
しかも他の製法に比べ味や品質の劣化が少ないとメリットが際立ってます。
これは大手メーカーさんよりも珈琲に強くこだわりを持っていらっしゃる珈琲豆専門店などで採用されている場合が多いです。
カフェインレスの気になるその味は?
やはり始めに飲んだ『味と香り、後味が薄いように感じる』印象が強いため、ネ〇カフェさんの通常のものとカフェインレスのものとを飲み比べてみました。
作り方はパッケージに記載されているように『約2gにお湯140mlが適量です』とあるので両方試してみました。
結果から言いますとカフェインレスのほうが全体的にぼんやりな感じでした(あくまでも個人的な意見です)
それでもこのカフェインレスというのは強烈なメリットに変わりはありません。
まとめ
カフェインを含む飲み物は数多くあります。
コーヒー、紅茶、コーラ、緑茶、玉露、ウーロン茶、ジャスミンなど沢山ありますが、それら全てにおいてカフェインレスのものが発売されています。
これらの商品を上手く利用することで妊婦の方々や医者に不眠や胃腸のトラブルによりカフェインを制限されている方への救世主となりえます。しかし微量にはカフェインが含まれているので喜び勇んで大量に摂取するのは意味が無いですからね(笑)
現に私も逆流性食道炎の影響から医者に刺激物を制限されているのでコーラやカフェオレを飲めないことでストレスに思っていたのですが、これでコーラもカフェオレも飲むことが出来ます^^
みなさんも上手に活用なさってください。