どーもケータです。今日もディ・モールト楽しく料理してますか?
2週連続のジ〇リ祭りってことで今日は魔女の宅急便がありました。ぼーっと懐かしいなと見てましたが、あの劇中に出てくるおばさまが作るニシンパイ。あれ子供のときにめちゃくちゃ美味しそうだなーっと思った記憶がよみがえりました。
孫娘はこのパイ、嫌いなのよねとバッサリ切り捨ててましたが、あんなに手の込んだ料理を嫌いの一言で片付ける孫娘に苛立ちを覚えたのは私だけではないはず。パイって作るのが大変なんですよ。本当に手間がかかるんです。
問題のシーンの例のパイ
問題のパイはこちら。私がサックリと手書きで描きました。
私はあんな上手そうなのになんで嫌いなのか、みんなはあの娘を叩くでしょうが、娘にもそれなりの理由があったはず。(でも、あの対応は最悪でしたが)みんな知らない事実があるんだろうとネットを使って調べてみましたすると驚愕の事実が!
魔女宅の舞台になった場所にヒントが
魔女の宅急便のそもそもの舞台となったのは諸説ありますがスウェーデンじゃあないのかなーといわれてます。バルト海を擁するあの都市ですね。あの周辺で食べられているstargazy pieなるものがあります。このパイは偉大な漁師を讃えるために食べられているそうなのですが、まぁ、ひどい(笑)
stargazy pieで画像を検索して見てもらえればよく分かります。私はこの画像を見たとたんにこのパイ、嫌いなのよねって言った意味が分かりました。これは嫌いになるわ!
簡単に描くと・・・
パイにですね・・・魚が突き刺さっとるんですよ。もうね神々しささえ感じます。ある意味センスに溢れた料理。
しかしそれと同時に同じパイとは思えない出来上がりの素晴らしさから、おばさまの孫娘に対する深い愛情と料理に対するバツグンのセンスを再発見しました。おばさまのパイの上品なこと。オホホホホー。
ということで私がこんな感じかなと独断と偏見で考えたレシピです。これで美味しい魔女宅ニシンパイが出来るはず。
ニシンパイ(stargazy) pieの作り方
無塩バター 25g タマネギスライス 200g ベーコン 3枚 小麦粉 大さじ1/2 白ワイン 大さじ3 魚のダシ 250ml 動物性生クリーム47% 300ml パセリみじん切り 大さじ2 冷凍栗カボチャ 100g ニシン(無ければイワシや鯖、サンマなどの青魚3枚卸し 3尾 市販のパイ生地 200g カエンペッパーパウダー 適量 塩・白胡椒 適量 艶出し用塗り卵 適量
作り方
1.タマネギは皮をむき芯をくり貫いた後に繊維に沿ってスライスする。ベーコンは2mm幅の細切り。カボチャは半解凍の状態のうちに一口大にカットしておきましょう。
2.深い鍋を弱火にかけバターを入れ溶かし先ほど切ったベーコンを入れじっくり炒めてベーコンの旨みと香りをバターに移す。バターの部分を舐めてみて、ベーコンの味がするようになったらたまねぎ、一つまみの塩を入れ、タマネギの甘味が引き立つまでじっくりと炒める。
3.2の鍋に小麦粉を加え中火にし、小麦粉を入れて焦げないように混ぜながら炒め、粉臭さを飛ばす。白ワインと魚のダシを少しずつ加えながらダマにならないようにかき混ぜながら少しずつ追加していく。ドロッとしたベシャメルではなくサラッとしたベシャメルの状態でキープしておくと仕上がりが丁度いい固さのソースに仕上がります。特に今回のはパイ包みなので尚更柔らかいソースのほうがいいのです。もし、どの位の固さかなと悩んだときにはケン〇ッキーのシチューポットパイを想像して見て下さい。あの固さがベストです。塩、胡椒で味を整えてベースのベシャメルソースの完成。
4.魚は軽く塩コショウし、20分程味を馴染ませた後、良く水気を切ってからテフロンのフライパンで美味しそうな焼き色が付くまでソテーする。
5.グラタン皿に薄く油を塗り先ほど美味しそうな焼き色が付いた魚とカボチャを敷き詰め、その上からベシャメルソースをかける。この状態で冷蔵庫に入れて冷ます。ここで冷ましておかないとパイ生地がタレてしまってうまくいきません。きっちりと冷めるまで冷やしてください。
6.先ほど冷やしたグラタン皿の上にパイ生地を乗せ、自分の好きなデザインに成形する。魔女宅のパイを目指すならここで頑張ってデザインしましょう。成形できたら表面に塗り卵を塗る。
7.200度のオーブンに10分入れたあと、温度を160度まで落とし、更に15分~20分ほど火を入れます。串を刺してみて中心部分がしっかりと熱ければ完成。
これで美味しいニシンパイが出来上がります。
今日のくくり
いかがでしたか?このニシンパイだったらあの孫娘もこのパイ私の大好物なのよね!とテンションマックスでキキからパイを受け取ったことでしょうよ(笑)
みなさんもパーティーでこのパイを作ってみてパーティーの勝ち組になりましょう!
こちらでも良いですけどね(笑)
それでは、ディ・モールト美味しい料理を!